コラム:フリーライダーにならない

 他者と協同して学ぶには一定のマナー・良識が必要です。グループで作業するときに、一生懸命取り組む人に協力せず、結果として「ただ乗り」する人のことを「フリーライダー」と言います。これは良識ある大人として恥ずべき行為です。その場は得をするかもしれませんが、長い目で見ると、友人からの信頼を失うことになります。もしあなたにフリーライダーの友人がいたら、勇気を出して注意してあげましょう。

 グループワークでフリーライダーを出さないようにするコツがあります。まず、それぞれの分担を決めることです。調査、実験、記録、司会、発表などの役割が明確に決めれば、一人一人はサボりにくくなります。あるいは、グループのメンバーがそれぞれ同じ作業に取り組んで、その内容を競い合うようにするのも一手です。良い意味で競争意識を高めることによって、グループ全体が活性化し、成果を高めることができます。また、メーリングリストを作ったりして、互いのコミュニケーションを密にするという方法もあります。グループワークでは、互いの長所を活かし、励まし合って成果を高めていくことが重要です。