名古屋大学 高等教育研究センター



名古屋大学学生論文コンテスト

学問のススメ、論文へススメ。

学生生活にスパイスは足りていますか?
授業に出る、レポートを書く、試験勉強をする、
サークルに入る、友達と遊ぶ、本を読む、
アルバイトをする…
まだまだもの足りない人へ
学問の香りのスパイスを贈ります
読書の秋も深まったら、冬支度
――さあ、論文へススメ!

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■ 2008年度審査結果

▼ 優秀賞(附属図書館長賞)

「レポートの丸写しと大学生の意識」
奥田ゆかりさん(経済学部1年)

▼ 優秀賞(三省堂名古屋テルミナ店賞)

多文化主義をめぐる公共性の問題に関する一考察」
王昊凡さん(文学部人文学科3年)

▼ 優秀賞

「9・11以後のアメリカ外交と安全保障に関する一考察」
山田悠至さん(医学部医学科1年)

▼ 講評など

本年度のコンテストには計15本の応募があり、厳正な審査により上記の3本が入選となりました。以下に、審査に加わった教員のコメントをご紹介します。

奥田ゆかりさんの論文は、身の回りに題材を求め、独自のアンケート調査によりオリジナリティのある答えを導いていることが高く評価されました。いきおい先行文献の数が少なめとなり、結論の説得力を強めきれなかった部分もありましたが、アンケート調査において、分析に耐えうる最低限のサンプル数を確保した努力に注目が集まりました。

王昊凡さんの論文は、大きなテーマに真っ向から取り組んでいること、多くの先行文献を踏まえておりレビューとして水準が高いことが評価されました。結論のオリジナリティを表現しきれていないようにも見受けられましたが、全編を通じて、力みのない、すっきりした文体で伝えたいことがらを表現している点に好感が持たれました。

山田悠至さんの論文は、濃密さ・緻密さと読者をひきこむ勢いとを兼ね備えた文章であることに称賛が贈られました。最後に登場する独自モデルの妥当性の主張にもうひとつの緻密さがあればさらに格調高い論文になったのでは、と惜しむ声があったほどです。さらに、先行文献を十分に踏まえたうえで独自のモデルを提案することによって論を進め、将来展望を提示しようとした姿勢が高く評価されました。

▼ 事務局から

第2回となる今年度は応募数こそ増えませんでしたが、前回に比べて全体に論文の質が向上していたことは、関係者一同にとって喜ばしいことでした。理系学部生からの応募の増加や、アンケート調査の信頼性担保といった課題をふまえ、今後の開催方法や「論文書き方講座」の内容をさらに検討していきたいと考えています。来年度も意欲ある作品が寄せられることを楽しみにしています。


2008年度の募集は締切りました。ご応募ありがとうございました。

■ 論文内容

現代の社会問題にそくしてテーマを設定し、文献を十分に活用して論じて下さい。(社会問題の例:若者の科学技術離れ、裁判員制度、高齢者福祉など)

■ 応募資格

名古屋大学に在学する学部学生

■ 応募期間

2008年12月1日(月)10時 〜 2009年1月16日(金)13時

■ 応募規定

  • 応募論文は、単著、未発表かつ日本語で書いたものに限ります。
  • 審査対象論文は1人1 編のみとします。
  • 当ページに掲載されている書式に従い、論文と応募用紙それぞれについて電子ファイル(PDFまたはWord)を作成し、メール送信してください。

■ 応募方法

  1. 論文本編と応募用紙の書式電子ファイル(PDFまたはWord)を当ページからダウンロードしてください。
  2. 書式に従って論文と応募用紙を作成してください。
  3. 論文本編と応募用紙、計2点の電子ファイル(PDFまたはWORD)を下記メールアドレスに期日内に送信して下さい。

■ 審査

本学教員および三省堂名古屋テルミナ店長による

■ 結果発表

  • 2009年2月上旬を予定
  • 発表に際し、入賞者の所属学科および氏名を公表いたします。
  • 入賞作品は高等教育研究センターの刊行物やウェブサイトに掲載いたします。

■ 表彰

3名以内に、賞状及び副賞(図書券1万円分など)

■ その他

  • 論文書き方講座を下記の通り実施します(応募予定の有無にかかわらずご参加いただけます。また参加しなくても応募できます)。
    ※ 論文書き方講座は終了しました。
    第1回
    9/30(火) 14:30-16:00 全学教育棟
    第2回
    11/18(火) 16:30-18:00 文系総合館
  • 論文の書き方に関する各種文献を高等教育研究センター(東山キャンパス 文系総合館 5階)にて閲覧できます。ご活用ください。
  • 過去の受賞論文タイトル・テーマについては、以下のリンクから確認できます

■ 企画運営

主催:
名古屋大学高等教育研究センター
共催:
名古屋大学教養教育院
後援:
名古屋大学附属図書館
協力:
三省堂名古屋テルミナ店

■ お問い合わせ先

名古屋大学高等教育研究センター「2008年度名古屋大学学生論文コンテスト」担当

Tel:
052-789-5696
E-mail:
info@cshe.nagoya-u.ac.jp
URL:
http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/ronbun/


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