名古屋大学 高等教育研究センター

第170回招聘セミナー
第2回教育の質保証に関する研修セミナー
はじめての FD 委員長
−質保証のための FD の企画立案−
大津 正知 氏 中京大学教学部教育企画課 課長補佐 2019年7月11日(木)16:00−18:00 名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館5階 アクティブラーニングスタジオ

■ 開催案内

第170回招聘セミナー
第2回教育の質保証に関する研修セミナー

講演題目
はじめての FD 委員長
−質保証のための FD の企画立案−
講演者
大津 正知 氏
(中京大学教学部教育企画課 課長補佐)
日時
2019年7月11日(木)16:00−18:00
場所
名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館5階 アクティブラーニングスタジオ
対象
大学の FD 委員会等の責任者・責任者を補佐する立場の教職員*
*責任者を補佐する教職員の方につきましては、責任者の方と共にご参加いただくことを推奨します。

講演概要

授業アンケートをどんな風に活用していけばいいのか、どうすれば魅力的な講演会が開催できるのかなど、FD 委員長としての役割には悩みがつきません。また、これからのFD 委員長には、教育の内部質保証に向けてアンケートの実施や講演会の開催にとどまらない役割も期待されています。

このセミナーでは新任の FD 委員長やその補佐をする方、全学単位の FD を担当する教育担当の学長補佐などの方を対象に、教育の内部質保証に向けた FD をどのように企画・運営・評価するかについて議論します。

■ 講演要旨

教育改革やFDの担当者(責任者)として活動を開始したとき、高等教育政策の動向や他大学の情報を知って焦燥感を感じるひとも多いのではないだろうか。現在の教育改善活動は完成型が定まらない中での舵取りが求められ、ともすると学内に戸惑いが広がるケースも見受けられるように思う。

本題に入る前提として、教育の質が何を意味しているのか、また質保証とはどのような取組なのかを理解する必要がある。ここでの質とは目的適合性の質であり、大学が掲げる目標に対し、実際に成果があがっているかということである。ただし、アウトカムとしての成果の測定は容易なことではなく、質の保証を説明するにはシステムとして全体の制度設計が重要になる。そのうえでFDにどのような役割や限界があるのかを冷静に考慮しなければならない。

効果的なFDを実施し、教育改善に繋げるためのいくつかの方策を考えてみたい。まず、体制の整備は欠かせない。公式の体制だけではなく、機動力のある非公式の体制、職員との信頼関係の構築が鍵を握っている。次に、FDの学内での理解の浸透も重要である。学長はじめ大学執行部側と学部・教員側の双方の理解を得るのもFDの責任者の役割になる。教員のモチベーションを高めるためにも企画に教員を巻き込むことも必要だろう。

FDを効果的にするための最も重要なポイントは、その目的を明確に示し構成員に分かりやすく伝えることではないか。FD自体に過大な責務は担わせず、他の取組と連動させて成果を出す仕掛け作りが大切になる。FDで大学を動かすのではなく、大学改革の流れの中に適切にFDを位置付けるという観点で取り組む方が有用だろう。もっとも、短期的な効果は期待できなくとも、長期的な視点で取り組むべきFDもある。また、大学評価で必要となる取組もあるが、外圧として利用するなどの工夫も考えられる。

最後にFDの責任者のマネジメントにふれたい。教授としての研究室のマネジメントと全学のそれとは異なる点が多い。結論となる活動成果、例えば想定される認証評価の報告書から逆算して活動を設計し、目標や取組のイメージを構成員で共有することが重要だ。また、責任者になると本部と学部、大学の役職者と職員というように上下関係で仕事をすることが増えるが、いかにその間で信頼関係を構築できるかが、実際にマネジメントが機能するポイントになるだろう。

申し込み方法
 本セミナーへのご参加を希望される方はセミナー参加申込フォームから必要事項をご入力下さい。その際にご入力頂いたメールアドレスへの返信をもちまして、申込完了となります。
お問合せ先
info@cshe.nagoya-u.ac.jp
Tel:052-789-3534
(セミナー専用)
本セミナーに関する質問事項等があれば、上記のお問い合わせ先まで連絡をお願いいたします。
諸連絡
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※ご来場の際には、できる限り公共交通機関をご利用くださいますようお願いいたします。構内駐車された場合の用務証明書発行はいたしかねますので、ご了承ください。
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