名古屋大学 高等教育研究センター

センター長 Director 戸田山 和久 Kazuhisa TODAYAMA 052-789-5694,4874

プロフィール

  • 1958年東京生まれ
  • 1989年3月東京大学大学院人文科学研究科満期退学
  • 1989年7月名古屋大学教養部講師
  • 1993年10月名古屋大学情報文化学部助教授
  • 1998年4月名古屋大学高等教育研究センター助教授としてセンターの立ち上げに携わる
  • 2000年4月名古屋大学情報文化学部助教授
  • 2003年4月名古屋大学大学院情報科学研究科教授
  • 2004年4月より社会連携担当総長補佐兼務
  • 2005年1月より名古屋大学高等教育研究センター長兼務。

専門領域

哲学(分析哲学・科学哲学)、科学技術社会論、技術者倫理学

現在の研究課題

  • 技術者倫理の構築とその教育プログラムの開発
  • 基礎科学への市民的パトロネージの確立
  • 科学コミュニケーション論と科学リテラシー論
  • 初期数学基礎論の歴史をフィールドとした数学と計算の哲学
  • 発生生物学と認知神経科学の哲学

メッセージ

 これだけ専門分化が進んだ世の中で、こと教育についてだけは、誰もが自分はそれについて語る能力と資格があると思ってしまう。これはとても不思議。そして、教育とその処方箋について語るとき、誰もが易々と科学的・学問的方法を放棄して、「私の子ども時代はこうだった」とか「私の授業実践はこうだから」 と、個人的な思いをあっけらかんと語る実感主義的態度に堕してしまうこともこれまた不思議。そして!そんな仕方で一国の高等教育政策が決まっていくのも、頭がクラクラするほど不思議。…というわけで、複雑怪奇な文化現象でありシステムである高等教育に切り込んでいけるプロ集団としてセンターが十分に実力を発揮できるよう、環境を整えることが私のセンター長としての仕事だと思っています。