本号の構成

 『名古屋大学新入生のためのスタディティップス』シリーズは、名古屋大学の新入生が大学で学ぶことの意味を理解し、大学での学習活動を充実できるようにするためのアイデアや実践方法をまとめたものです。もちろん、新入生以外の学生にとっても役に立つ内容になっています。これらは、みなさんが「主体的な学習者」になるために重要なものです。

 『学識ある市民をめざして』では、このシリーズの基本理念を表現しました。それは、「大学で学ぶということはどういうことか」ということです。具体的には、大学は何をするところか、大学で学ぶことにはどういう意味があるか、「学識ある市民」とは何のことか、「学識ある市民」になるために大学時代に何をなすべきか、大学で学ぶ上で何を守らなければいけないのか、などについてわかりやすく説明しました。

 これらの内容は、新入生のあなたには初めて聞くことばかりで最初はピンとこないかもしれませんが、とても重要なことですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

 また、名古屋大学の教員が作成したコラムをいくつか掲載しました。大学での学習に役立つ知識を学ぶことができます。

 この『学識ある市民をめざして』を読んでみて、あなたがどんな風に感じたかを教えてください。そして、もっと改善するための意見がありましたら、
高等教育研究センター までお寄せ下さい。