コラム:新しい道具で思わぬ苦労

 最近では、新入生として大学に入ってきた段階で、電子メールやインターネットを活用できる学生が増えています。また、コンピュータをまったく触ったことがないという学生でも、少し教えるだけで、あっというまにマスターしてしまいます。

 そこで、学生にコンピュータを使ってレポートを作成してもらい、そのファイルを電子メールに添付して提出してもらうようにしてみました。事前に昨年度の学生が作成したレポートを見せて、形式面・内容面で見本を見せておいたので、レポートそのものはとてもよくできたものが提出されました。

 ところが、レポートを集める過程では思わぬ苦労がありました。その一つが、メールに添付されるファイルです。レポート作成に使用するワープロソフトはあらかじめ指定しておいたので、表示ができないなどのトラブルはありませんでした。しかし、ファイルそのものが開けないということが続発しました。

いろいろ調べてみると、どうやら学生が知らないうちにおかしなファイルを添付していたようです。例えば、

  • ショートカット。Windows系のOSで、別のファイルへの参照として機能する実体のないファイルやアイコンのことです。これを本体のファイルを間違えて添付するケースがありました。
  • 一時ファイルの添付。Microsoft Wordなどでは、作業中のデータの保存のために一時的に作られるファイルがあります。これを間違えて添付するケースもありました。

他にも、とても熱心に一生懸命取り組んでくれた学生は、様々な図表・資料を入れたためにファイルのサイズが大きくなりすぎて、添付に支障が出るということもありました。

メールでのレポート提出は回収が容易で保存性もあり、大変便利なのですが、思わぬトラブルに対応できるよう、提出期限に余裕を持たせる、提出後1日以内に教員からの受け取り確認メールをチェックするよう周知するなどの配慮も必要ですね。