Teaching Tips at Nagoya


授業日誌
開講が気になりはじめた
授業が始まった
試行錯誤の毎日
ゴールが見えてきた
The end of the course

9月20日 やっててよかったの巻


 今日は、基礎セミナーの学期末論文を採点した。初回のレポートの出来に唖然としたので、きちんと論文の書き方を指導したことと、はっきりした課題を与えたことで、どれも力作ぞろいになった。読んでいて楽しい。とくにうれしかったのは、次のコメントが書いてあったこと。「このセミナーを受講することで、私は筋道を立てて首尾一貫した思考を展開することの大切さを知りました。それまでは、何かに出会うたびごとに直感的にこうじゃないの、ああじゃないのという対応を繰り返していました。そういう自分の態度に矛盾はないかとか、この考えを突き詰めていくとどうなるだろうか、ということは考えてみたことも無かったです。というよりそういう頭の使い方があることも知りませんでした。このセミナーに参加することができてとても幸運でした。ありがとうございました。」
 これよこれ。これこそぼくの伝えたかったことなのよ。うれしいなあ。結構ぼくもこのセミナーに手間ひまかけたもん。自分で言うのもなんですが。めちゃくちゃなレポートもコメントして返却したし、論文の書き方についてのガイドブックも作ったし、1回ずつだったけど個人チュートリアルもしたし。やっててよかったと思うのはこういう反応が返ってきたときだよね。