名古屋大学 高等教育研究センター

第177回招聘セミナー IR組織の設置と活動へ向けた課題の克服
-広島市立大学の内部質保証・IR プロジェクトを事例に-
山咲 博昭 氏 広島市立大学企画室 特任助教 2019年11月22日(金)17:00-19:00 名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館5階 アクティブラーニングスタジオ

■ 開催案内

第177回招聘セミナー

講演題目
IR組織の設置と活動へ向けた課題の克服
-広島市立大学の内部質保証・IR プロジェクトを事例に-
講演者
山咲 博昭 氏
(広島市立大学企画室 特任助教)
日時
2019年11月22日(金)17:00-19:00
場所
名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館5階 アクティブラーニングスタジオ

講演概要

現在、日本におけるIRへの関心はより一層高まりつつあり、IR組織を持つ大学が一般的になりつつある。本講演では中央教育審議会「教学マネジメント特別委員会」をはじめとする高等教育政策の動向について説明を行うとともに、報告者が所属する広島市立大学における「内部質保証・IRプロジェクト」の設置から活動に至るまでのプロセスと具体的な活動内容について報告を行う。また、第3期機関別認証評価や中期目標・中期計画の策定・評価に向けてIR組織がどのように関与し、貢献できるのかについて、参加者と意見交換を行う場を設けたい。

■ 講演要旨

現在、日本におけるIR(Institutional Research)への関心はより一層高まりつつあり、IR活動を実施する組織(以下、「IR組織」という。)を持つ大学が一般的になりつつある。しかし、「IR活動の実態に関する調査」(橋本・白石,2018)によれば、①IR活動における目的意識、②データ収集後の活用方法、③データの収集・管理がIR実施上の困難な課題として明示されるなどIR活動の本格化に向けた道のりには数々の障壁が存在する。一方、2018年度からの第3期機関別認証評価では重点評価項目として「内部質保証」が規定され、内部質保証システムが有効に機能しているかが評価対象として位置づけられている。収集・分析したデータを活用することで改善への支援や支援の有用性を高めるなど、内部質保証システムの機能化にあたってIR組織が担う役割は大きく、IR活動を本格化させることは急務であるといえる。

本講演では「IR組織の設置と活動へ向けた課題の克服」と題して、中央教育審議会「教学マネジメント特別委員会」をはじめとする高等教育政策の動向について説明を行うとともに、報告者が所属する広島市立大学における「内部質保証・IRプロジェクト」の設置から活動に至るまでのプロセスと具体的な活動内容について報告を行った。特に、前述のIR実施上の課題解決に少しでも寄与できるように、①本学におけるIRの目的・活動方針の設定、②IR活動の本格化に向けた中長期計画の策定、③データ取集・管理に関する規程・ガイドラインの整備といった具体的な活動事例を交えた報告を中心に議論した。そのうえで、広島市立大学におけるIR活動の今後の展望について説明した後に、第3期機関別認証評価や中期目標・中期計画の策定・評価に向けてIR組織がどのように関与し、貢献できるのかについて、参加者と意見交換を行った。

申し込み方法
 本セミナーへのご参加を希望される方はセミナー参加申込フォームから必要事項をご入力下さい。その際にご入力頂いたメールアドレスへの返信をもちまして、申込完了となります。
お問合せ先
info@cshe.nagoya-u.ac.jp
Tel:052-789-3534
(セミナー専用)
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