講演要旨
WebCTは61カ国1578大学で580万人が利用している世界最大のe-learningシステムである。ここ数年のIT(情報通信技術)の進歩は、これまでの教育におけるコンピュータ
利用の概念を大きく変えるものである。例えば、通信の際に必要となるコストは、
従来利用時間に比例していたのに対し、現在はどれだけ利用しても一定となって
いる。終身雇用制度が崩れるにつれ、徐々に新卒者の企業内教育に対する意識が変化し、大学に対して企業は「即戦力」を求めるようになってきている。こうした社会のニーズに対応しつつ、ITを用いた教育環境を提供することによって、低
コストで高い教育効果を与えているのがWebCTの大きな特徴である。