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Developing Multimedia Courseware for Science-based Courses

      Ronald A. SINGER (Chief Researcher, Faculty of Science, Open University)

日時:1999(平成11)年3月2日(火)

場所:名古屋大学 グリーンサロン東山ミーティングルーム




講演要旨

ここ25年オープン・ユニヴァーシティ(連合王国)では、テレビ番組、ビデオカセット、オーディオテープなど多様なマルチメディアを用いて学生に教材を提供してきた。さらに1993年からオープン・ユニヴァーシティは政府の資金援助によるプロジェクトTeaching and Learning Technology Programmeに関わるようになり、このことによって、教材提供の方法にも大きな改善が試みられるようになった。その顕著な例として、S103と呼ばれる基礎科学科目の教材を紹介する。これはコンピューター上で双方向的に学習が可能なマルチメディア教材として、学生にCD-ROMの形で配布されるものである。これにより、1)例えば複雑な空間的情報を含むような話題が効率的に教授できるようになる、2)フィールド調査、データ収集、分析などを学生がシミュレートすることができ、学習の自律性と能動性が向上する、といった効果が期待できる。(講演ではこうしたCD-ROM教材の例として大陸棚の地球科学をテーマとした教材のデモントレーションがあり、さらにこうしたコースウエア開発のチーム構成、著作権の問題、評価の問題が論じられた。)