名古屋大学 高等教育研究センター



2010年度名古屋大学学生論文コンテスト

学問のススメ、論文へススメ。

学生生活にスパイスは足りていますか?
授業に出る、レポートを書く、試験勉強をする、
サークルに入る、友達と遊ぶ、本を読む、アルバイトをする・・・
まだまだもの足りない人へ
学問の香りのスパイスを贈ります
読書の秋も深まったら、冬仕度
――さあ、論文へススメ!


■ 2010年度審査結果

▼ 優秀賞(附属図書館長賞)

「核兵器廃絶、理想と現実の狭間で」
医学部医学科3年 山田悠至さん

▼ 優秀賞

「同学年内において誕生月の差が子どもに与える影響」
経済学部1年 田中駿さん

▼ 事務局から

本年度は16名の応募があり、そのなかから上記の2名に優秀賞が贈られました。

山田悠至さんの論文は、完成度の高さが評価されました。とくに、数多くの先行論文を丁寧に読みこなしていることと論を組み立てる力量や文章力は群を抜いていました。いっぽう、結論の突き抜けるようなオリジナリティの点では今後の発展が期待されます。

田中駿さんの論文は、誕生月の影響測定をスポーツ界にもとめた着眼のユニークさが受賞の決め手となりました。だれもがWebサイト上で見ることのできる資料をもとに丁寧に分類集計し、オリジナルなデータを作成した点も高く評価されました。学年暦の異なる米国のデータと比較するなどデータの説得力を高める工夫がなされると、さらに論文の質が上がるものと思われます。

本年度のコンテストは論文の内容領域を問わない募集形式としました。昨年度までは現代の社会問題をテーマとしていましたが、より多くの分野の学生が応募できるようにとの配慮からです。それにも関わらず、応募論文全般にテーマが型にはまっている印象があったことはやや残念でした。また、問いが大きすぎたり粗すぎたりするものが目立ったようにも感じられました。関心のあるテーマから問いを絞り込み明快に論旨をつくるという基本に立ち返り、さらに鋭い視点や切り口を見つけていただけたらと思っています。

皆さんの学術論文執筆を支援するセミナー等を積み重ねつつ、次年度も本コンテストを継続していきたいと考えています。力作に出会えるのを楽しみにしています。


2010年度の募集は締切りました。ご応募ありがとうございました。

■ 応募要項

▼論文内容

応募論文においてとりあげるテーマ/問いを明確に記述したうえで、文献等を活用して論じてください。内容領域は問いませんが、当該領域を専門としない人にも理解できるよう記述してください。
(論文題目例を本ページ下部に掲載しています。)

▼応募期間

2011年1月14日(金)13時まで

▼応募資格

名古屋大学に在学する学部学生

▼応募規定

  • 応募論文は、単著、未発表かつ日本語で書いたものに限ります
  • 審査対象論文は1人1編のみとします
  • ホームページ(http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/ronbun/)に掲載されている書式に従い、論文と応募用紙それぞれについて電子ファイル(PDFまたはWord)を作成し、メール送信してください

▼ 応募方法

  1. 論文本編と応募用紙の書式電子ファイル(PDFまたはWord)を当ページからダウンロードしてください。
  2. 書式に従って論文と応募用紙を作成してください。
  3. 論文本編と応募用紙、計2点の電子ファイル(PDFまたはWORD)を下記メールアドレスに期日内に送信して下さい。

▼審査

本学教員による

▼表彰

3名以内に、賞状及び副賞

▼結果発表

  • 2011年2月中旬を予定
  • 発表に際し、入賞者の所属学科および氏名を公表いたします
  • 入賞作品は名古屋大学学術機関リポジトリに掲載いたします

▼その他

  • 論文の書き方に関する各種文献を高等教育研究センター(東山キャンパス文系総合館5階)にて閲覧できます
  • 過去の入賞論文は名古屋大学学術機関リポジトリに掲載されています
  • [参考]論文題目の例示
    • 「ファッション誌における「モテ」の研究」
    • 「携帯読書端末は若者の読書量を増やせるか」
    • 「薔薇の名前と薔薇の香り―文学における記号と経験―」
    • 「惑星探査の歴史」
    • 「フェアトレードは私たちの生活をどう変えるか」
    • 「自然エネルギーの利用方法と現状」
    • 「理科離れはどのように測定されているのか」
    • 「なぜ日本の首相は長続きしないのか」
  • 過去の入賞論文は名古屋大学学術機関リポジトリに掲載されています
  • 過去の受賞論文タイトル・テーマについては、以下のリンクから確認できます

■ 主催

名古屋大学 高等教育研究センター、教養教育院

■ 共催

名古屋大学 附属図書館

■ 協賛

コクヨ株式会社

■ お問い合わせ先

名古屋大学高等教育研究センター 2010年度名古屋大学学生論文コンテスト担当

Tel:
052-789-5696
E-mail:
info@cshe.nagoya-u.ac.jp
URL:
http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/ronbun/


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