名古屋大学 高等教育研究センター



2022年度名古屋大学学生論文コンテスト

学問のススメ、論文へススメ。

学生生活にスパイスは足りていますか?
授業に出る、レポートを書く、試験勉強をする、
サークルに入る、友達と遊ぶ、本を読む、アルバイトをする・・・
まだまだもの足りない人へ
学問の香りのスパイスを贈ります
――さあ、論文へススメ!


■ 2022年度審査結果

2022年度名古屋大学学生論文コンテストの審査会を、2023年2月6日(月)に開催しました。藤巻朗理事・副総長、戸田山和久教養教育院長、佐久間淳一附属図書館長、北栄輔高等教育研究センター長による厳正な審査の結果、次の論文が選出されました。

受賞論文は、本学の研究成果物として名古屋大学学術機関リポジトリに登録されます。

▼ 佳作〈教養教育院長賞〉

名古屋大学における東海地方以外出身学生の友人関係形成の実態
理学部 照屋 智基さん

▼ 佳作

在外邦人国民審査訴訟違憲判決の憲法学的意義
法学部 小滝 俊太郎さん

▼ 佳作

大学1年生の前期と後期で授業中の眠気の関連要因は変化するのか
教育学部 小木曽 元哉さん

▼ 佳作

名鉄百貨店の将来に関する考察
情報学部 津田 航さん

▼ 受賞コメント

【照屋 智基さん】佳作〈教養教育院長賞〉

この度は、このような賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。 本論文は、私が沖縄県出身であり、入学前から知っている友人がいなかったという状況と入学後に友人を作るのが難しいと感じたのがきっかけで執筆いたしました。東海地方以外出身の1年生3名へのインタビュー調査を通して、各学生の友人を作る動機や具体的な方法を聞き取り、その共通点を見出すことで、学内で友人を作りやすくする行動を推察することができたという結果には、個人的には達成感を得ました。 しかし、今回の調査ではフィードバックにもありました通り、友人作りがうまくいかなかった学生に対してのインタビュー調査を行うことはできなかったので、今後の課題として検討したいと思います。 また、今回論文執筆を行う中で「報連相」を徹底する、という社会的な常識が私に欠如していたために、先生方やTAならびにインタビュー対象者にご迷惑をおかけした場面がありました。心よりお詫び申し上げるとともに、連絡を怠らないこと、今後論文執筆の際に自分の調査に協力して下さることに対しての敬意を忘れないことをここに誓います。 最後になりますが、基礎セミナーから今回の論文までにインタビューに協力して下さった学生やインタビュー対象者を紹介して下さった同級生やTA、ならびに論文コンテストに応募するきっかけを作り、論文執筆の様々な場面でお世話になった先生方、全ての方に厚く御礼申し上げ、受賞コメントとさせていただきます。本当にありがとうございました。


【小滝 俊太郎さん】佳作

この度は拙稿をこのような賞に選んでいただきありがとうございます。今回私がテーマにした最高裁判所裁判官の国民審査制度は比較制度的にみても珍しい制度であるといえ、最高裁判所の裁判官を国民が直接選ぶ制度のない日本では司法の民主化を実現するうえで重要な制度と位置付けることが出来ます。一方で近年、この制度の形骸化が指摘されており罷免投票率の低さが問題視されています。今回最高裁は審査権が選挙権と同等の性質を有する基本権であると判示しましたが、これは同時に国民がこの権利を適切に行使することが求められるということを意味します。最後に拙稿及び本判決が皆さんに国民審査制度の在り方について考えていただく契機となるとなることを願います。


【小木曽 元哉さん】佳作

この度はこのような賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。 私は基礎セミナーの講義で大学生の睡眠不足について調査をする中で、十分に睡眠をとっている人でも授業中に眠気を感じることがあるという声を聞き、授業中の眠気に関係する要因に興味を持ちました。本論文では授業中の眠気に関連する要因間の関係性や前後期での要因の変化を調査しました。調査を行う中で自身の予想に反するデータも出てきて、実際に調査をすることでしかわからない現実があることを実感し、改めてデータを取ることの大切さを知ることができました。また、本文に関わる部分としては、授業中の眠気の要因の複雑性を確認することができ、学生が眠気に妨げられることなく授業を受けられるようにするためにはさらなる詳細な研究が必要であると感じました。  論文執筆にあたり、初めて行うことばかりで苦労した場面も多く、担当してくださった先生方には大変お世話になりました。また、調査にご協力いただいた方々にも非常に感謝しています。関わってくださった皆様方、本当にありがとうございました。


【津田 航さん】佳作

この度は昨年度に引き続き、受賞させていただき、誠にありがとうございます。 昨年度の受賞では審査員の先生方に大きな評価をいただき、学外でも、Facebookページ「百貨店訪ね歩き」で拙稿をご紹介いただきました。前回は京都を拠点にした百貨店を取り上げたので、今回は名古屋を舞台に、名鉄名古屋駅の再開発を控える名鉄百貨店をテーマにしました。 私の地元・大阪では地域ナンバーワンで名古屋や広島からも集客する阪急百貨店に対し、イカ焼きや鮮魚売り場が有名で庶民的な阪神百貨店が特色を生かして共存共栄しています。名鉄百貨店も地域ナンバーワンのジェイアール名古屋タカシマヤと違う魅力を発信できるはずです。 名鉄百貨店に対しては様々な欠点があるものの、ナナちゃん人形の存在などから名古屋らしさが感じられるとの声もあるそうです。さらに、都心再開発において、名駅に地域の情報発信拠点が必要であるとの分析もありました。そこで、再開発にあたって、名鉄百貨店が名古屋グルメや特産品の発信場所となればと思い、今回の研究の道筋ができました。実際、執筆中に名鉄グループが地域の魅力を発信する「名鉄商店」が名鉄百貨店にオープンし、論文提出の直後に買い物したのですが、本当に自分が考えている方向性で動いているのを知って驚いたのは忘れられません。 今後は、百貨店業界を含め、地域に貢献できる事業に関わりたいという思いを強くしました。地域発展という未来を切り開く一員になりたいです。いずれは、その経験を元に再び研究を行い、検証をはかる日もあるかもしれません。 最後に、各地の百貨店に連れて行ってくれた両親、拙稿を取り上げてくださった審査員の皆様や「百貨店訪ね歩き」の管理人様、本当にありがとうございました。


2022年度の募集は締切りました。ご応募ありがとうございました。

■ 応募要項

▼論文内容

応募論文においてとりあげるテーマ/問いを明確に記述したうえで、文献等を活用して論じてください。 内容領域は問いませんが、当該領域を専門としない人にも理解できるよう記述してください。(過去の受賞論文がホームページから閲覧できますので、参考にしてください。) 執筆の際には論文作成のポイント(PDF)を参考にしてください。

▼応募期間

2022年12月20日(火)正午まで

▼応募資格

名古屋大学に在学する学部1~3年生

▼応募規定

  • 応募論文は、単著、未発表かつ日本語で書いたものに限ります
  • 審査対象論文は1人1編のみとします
  • 次項「応募方法」に掲載されている書式に従って作成し、提出してください

▼ 応募方法

  1. 書式に従って論文を作成してください
  2. 論文本編ファイルをPDFに変換したうえで、ファイル名を応募者氏名にし(例:「高等太郎.pdf」)、応募フォームから期日内に提出してください

▼審査

本学教員による

▼表彰

数名に賞状および協賛機関からの副賞を授与

▼結果発表

  • 2023年2月を予定
  • 発表に際し、入賞者の所属学科および氏名を公表いたします
  • 入賞作品は名古屋大学学術機関リポジトリに掲載いたします

▼その他

  • アカデミックライティング講習会「論文の書き方セミナー」が2022年11月9日(水)、16日(水)に開催されます
    詳細は下記よりご確認ください
    https://www.nul.nagoya-u.ac.jp/guide/literacy/guidance.html#awthesis
  • 論文の書き方に関する各種文献を中央図書館2階ラーニングコモンズおよび高等教育研究センター(東山キャンパス文系総合館5階)にて閲覧できます
  • 中央図書館2階サポートデスクでは、大学院生スタッフからレポートの書き方の相談を受けられます
  • 過去の入賞論文は名古屋大学学術機関リポジトリに掲載されています
  • 過去の受賞論文タイトル・テーマについては、以下のリンクから確認できます

■ 主催

名古屋大学 高等教育研究センター・教養教育院

■ 共催

名古屋大学 附属図書館

■ 協賛

コクヨマーケティング株式会社

名古屋大学消費生活協同組合

■ 問い合せ先

名古屋大学高等教育研究センター 2022年度名古屋大学学生論文コンテスト事務局

E-mail:
info@cshe.nagoya-u.ac.jp

案内用ポスターPDFPDF

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