開講が気になりはじめた

11月1日 ティップス先生始動すの巻
11月3日 コース・デザインに悩むの巻
11月4日 まだ悩んでるの巻
11月5日 ティップス先生ひらめく!の巻
11月6日 昔を思い出して赤面の巻
11月7日 教科書選びに悩むの巻
11月10日 教科書が決まったぜの巻
開講が迫ってきた
授業が始まった
試行錯誤の毎日
ゴールが見えてきた

 

11月4日 まだ悩んでる の巻

 

 初めて論理学に接して、おそらくはそれが最後という学生に何を伝えるべきだろう。これは2つ考えられる。きちんと論理的にものごとが考えられるようになる、ということと、論理学という学問分野がなにをやっているか、それのどこがおもしろいのか、ということだな。このどちらに重点を置くかということで、ずいぶんと違った授業になっちゃうだろう。だけど、論理的にモノを考え、書くためのトレーニングということになると、200人いっぺんにはとうてい無理だ。どうしても演習形式にしないと現実的じゃない。それに、そうしたトレーニングは基礎セミナーの趣旨に近いわけだ。うちの大学のカリキュラムでは論理学は基礎専門科目のカテゴリーに属していて、経済学とか文化人類学、心理学などと並んでいる。ということは、それぞれの学問分野の基本的なところをきっちり押さえることが望まれているわけだ。こっちが授業の趣旨になるだろうな。よし、論理学がなにをやっていて、そのどこがおもしろいかということをメインにすることはいいだろう。
 ところで、論理学のおもしろさってなんだ?

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