『名古屋大学新入生のためのスタディティップス』シリーズは、名古屋大学の新入生が大学で学ぶことの意味を理解し、大学での学習活動を充実できるようにするためのアイデアや実践方法をまとめたものです。もちろん、新入生以外の学生にとっても役に立つ内容になっています。
シリーズ第2号である本号『自発的に学ぼう』では、名古屋大学の新入生が自発的な学習をできるようになるための方法論をわかりやすく示しました。本号は、- 授業から学ぶ
- 本から学ぶ
- 人から学ぶ
- 学習習慣をつける
という構成になっています。全部で48の実践ガイドを示しました。
また本号では、名古屋大学の教員と先輩学生の温かいご協力により「先輩からのアドバイス」と「教員からのアドバイス」を数多く集録することができました。ぜひ目を通してみて下さい。
「先輩からのアドバイス」
平成17年度の全学教養科目「大学でどう学ぶか−名大と名大生について知ろう」(2年生後期、受講者数60名)において、「後輩に贈る名古屋大学での勉強法」を作成しました。この中から実践的かつ具体的なアドバイスを抽出しました。
「教員からのアドバイス」
高等教育研究センターでは2005年1月に、全学教育を担当する教員を対象に「名大新入生への学びのアドバイス」アンケートを実施しました。17部局の76名の教員からコメントをいただきました。
本号には、随所に名古屋大学の教員が作成したコラムが入っています。大学での学習に役立つ知識を学ぶことができます。
要点をまとめたチェックリストを各章末につけました。ガイドを実践する際に、あるいは読んだ内容を確認する際に活用してください
最後に
本号に書かれているガイドを実践してみて、うまくいったか、あるいは、なぜうまくいかなかったのか、振り返ってみて下さい。そして、あなたの経験をふまえて、本書をもっと改善するための意見がありましたら、ぜひ高等教育研究センターまでお寄せ下さい。歓迎します。